夏合宿 in奈良 ~安堵町編~
こんにちは!最近は肌寒い日が続くようになってきましたがみなさんいかがお過ごしでしょうか?季節の変わり目は体調も崩しやすいので体調管理を大事にしましょう!
今回で最後の夏合宿編、安堵町班の活動を初日から最終日まで1日ずつ紹介していきます!!
ゼミ合宿1日目は、法隆寺駅で集合しゼミ生全員で中家住宅へ向かいました。約350年前に創建され、今でもその姿を見ることができます。私も実際に外から中まで見学し、当時の生活を感じ取ることができました。
その中で特に印象的だったことはお風呂についてです。現在はお湯を使って体を洗い流しますが、当時は狭い空間の中に入り、下から上がってくる湯気を利用して体を温めるサウナのようなものだったそうです。それも着物を身に着けた状態のまま入っていたそうなので、より衝撃的でした!
- 作者: 石田貞雄,岡田英男,亀村俊二
- 出版社/メーカー: 向陽書房
- 発売日: 1988/12/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
次に私たちは、安堵町民俗資料館へ行きました。ここは奈良県の再設置運動に尽力した今村勤三の実家であり、安堵町に関する資料や民具が展示されています。また安堵町伝統産業である「灯芯ひき」を体験できる場所でもあります!私たちも実際に体験してみましたよ!
灯芯とは、ろうそくなどの燃え芯のことで、その燃え芯をいぐさから取り出すことを灯芯引きといいます。慣れている方がやると、いぐさの中にある灯芯をスーッと取り出すことができますが、私がやると引く時の指の力加減やいぐさの引き方がなかなか上手くいかず、途中で切れてしまうことがほとんどでした。しかしガイドの方が丁寧に指導してくださり、最終的には長い灯芯を取り出せるようになりました!
2日目は、安堵班のメンバーでレンタルサイクリングをしました!最初に私たちは安堵町役場に行き、安堵町について様々なお話を聞かせていただきました。町では2年前から地元の人々が次々と手作りの案山子を作り始め、今やその数は200体以上だというお話は驚きました。
その後サイクリングの途中、安堵町窪田の休耕田に、聖徳太子の巨大かかしが現れました。高さは12メートルだそうです。太子像は町のかかしのシンボルとして作られ、周りの休耕田は「案山子(かかし)公園」と名付けられました。
県道沿いには、かつての天理軽便鉄道を待つ乗客たちのかかしが並んでいました。西郷隆盛や、地元出身で人間国宝の陶芸家の富本憲吉のかかし、「少年よ、大志を抱け」で有名なクラーク博士も登場していました。
午後からは安堵班の中でもさらにグループに分かれて、それぞれの課題に取り組みました。
撮影班は、インタビューする過程でうぶすなの郷に訪問させていただきました。見ていただけるとわかる通り、そこは世界遺産・法隆寺近くのひっそりとした大屋敷でした。日本の近代陶芸を作り上げた富本憲吉が生まれた家です。歴史の趣を残す大屋敷は悠久の大和の歴史と富本憲吉の面影を感じられました。
館のいたるところで富本氏がモチーフとして描いた四季折々の草花、 樹木が色成す庭園を眺めることができました。大和の悠久の自然の息遣いと、ゆったり流れる美しい時の流れを五感で感じられます。
プラン班は、1日観光プランを考える過程で善照寺に立ち寄りました。ここには浄土真宗本願寺派の寺で、本堂前には「根上がり松(冨生の松)と呼ばれる立派な松があり、迫力がありました。
副住職さんが親切な方で休憩場所がないと嘆いていた私たちに冷たいお茶をふるまってくださいました。松の維持にかかる大変な労力など様々なお話を聞かせてくださいました。
続いて3日目!この日も最初は安堵班全員で、ダイゴー株式会社の工場見学へ行きました。ビジネス手帳やダイアリー生産では大きなシェアを占めている会社のため、私たちの使っている手帳ももしかしたらここの会社で作られたものかもしれませんね。
会社の仕組みやなぜ安堵町に工場を構えたのか、など興味深いお話を聞いたあと実際に作られている過程を覗くことができました!紙をそろえてカットするところから印刷、糸綴じなど完成までの過程を近くまで行ってみることができました。
工場の生産過程は企業秘密ということで写真は撮ることができなかったのですが、貴重な体験となりました。その後はまた班ごとに分かれて安堵町をサイクリングしながらそれぞれの課題に取り組みました。
ダイゴー アポイント 手帳 2019年 B5 マンスリー ウィークリー 黒 E1038 (2018年 12月始まり)
- 出版社/メーカー: ダイゴー
- メディア: オフィス用品
- この商品を含むブログを見る
この3日間を通して思ったのが、安堵町の人々はとても親切だということです。みなさん私たちのために貴重なお時間を割いてくださり、また質問にも熱心に答えてくださいました。のどかな田園風景が広がる中サイクリングし、地元の方々のやさしさにふれ、とても素敵な町でした。ご協力してくださった安堵町の方々、本当にありがとうございました!
そして11月11日(日)、明治大学リバティーホールにて安堵町・明治150年記念シンポジウム「大和維新」が行われます。
私たち飯田ゼミも当日お手伝いさせていただきます。撮影班が作ったPR動画も流れる予定なので、ご都合がよければぜひお越しください!!
夏合宿 in奈良 ~奈良市編③~
こんにちは!最後の奈良市編、今回は女子旅です!
女子目線で奈良市内のおすすめのスポットを紹介し、
(勝手に)お店の魅力を5段階で3項目から評価しちゃいます♪
よくばり女子の
お腹いっぱい 奈良巡り旅♡
まず初めに向かったのは、春日大社から少し歩いたところにある茶屋------
春日 荷茶屋(にないぢゃや)
こちらでいただいたのは・・・
春日素麺(1130円)【夏季限定】
素麺三盛を梅干と辛子でいただきます(^o^)
柿の葉寿司が2個ついているので、十分満足感のある量です!
そして、
冷やしぜんざい(600円)【夏季限定】
やしぜんざいトッピングされた白玉がカワイイ~💛
小豆は少し固めで、甘さ控えめでさっぱりしたぜんざいでした!
味★★★★☆
雰囲気★★★★☆
インスタ映★★★☆☆
奈良☆春日大社 カフェ・ショップ鹿音
続いて向かったのは、春日大社国宝殿に併設されているお店---------
Café/Shop鹿音(かおん)
入口は売店で、カフェスペースは店内の奥にありました。
こちらでいただいたのは・・・
抹茶のかき氷とみかんジュース
氷は粗めでしたが、抹茶の味が濃厚です💛
みかんジュースは少し味が薄めかも、、、
平日お昼過ぎでしたが、観光客で賑わっていました!!
味★★★☆☆
雰囲気★★☆☆☆
インスタ映★★★★☆
- 作者: 春日大社
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2016/09/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
奈良☆pamba pipi
もちいどセンター街を歩く4人。
坂の先に見えたかわいいお店-------------
Pamba pipi(パンバピピ)
カラフルな綿あめが並ぶ、わたあめ屋さんでした!
顔が隠れるほどの大きな綿あめを作ってもらえるそうで、フレーバーはなんと
10種類以上!!!
手軽に頼めるミニサイズのカップは、並べて撮ればインスタ映え間違いなし💛
かわいいだけじゃない!甘酸っぱい味も癖になります。
味★★★★☆
雰囲気★★★☆☆
インスタ映★★★★★
奈良☆まほろば 大仏プリン本舗
奈良駅から少し離れた場所で見つけたプリンの森---------------
行って楽しい 食べて美味しい 奈良の大仏プリン
お店の中も外もプリンをイメージして作られていて、まるで
おとぎ話の中にいるよう、、、、💛
5種類以上あるフレーバーの中から私たちが選んだのは、『カスタード味』!
ふわっ × とろっ
一度食べたら忘れられない味です✨
お店は平日でも長打の列ができているので、早めに向かうのがおススメ☆彡
大仏プリン ミニ 380円
味★★★★★
雰囲気★★★★★
インスタ映★★★★★ なんとオール5!笑
らくムービー
きらっと奈良にある
らくムービーで旅の動画を撮ってもらいました!
旅行の楽しい思い出をおしゃれなムービーにしたい!
プロにムービーを撮ってもらいたい!
そんな人におすすめです!
とっても素敵な動画になりました!!
👑ゼミ試企画②👑
— 明治大学 飯田泰之ゼミナール (@y_iidasemi) October 17, 2018
今回は合宿での女子旅の様子です🙋🏻♀️💕
合宿ではこんな動画を作ることもできちゃいますよ😝 pic.twitter.com/6MQFVQnkdA
ゼミのツイッターに実際に撮ってもらった動画を載せてます↑↑
料金は人数、観光プランによって変わり
今回私たちは約2万円のコースでした
9800円〜でムービーを作って貰えます!
ならBonbon
近鉄奈良から歩いてすぐに見つけたとってもかわいいお店♡
色鮮やかな飴を売っているお店です。なんと、奈良の食材を使って作っています!!
その中でもオススメなのは"片平あかね"!着色料を使用していないにもかかわらず、とても綺麗な赤色です。かぶらを使った飴ですが、甘すぎず最後はさっぱりでとっても美味しかったです。他にも青豆きなこや大和抹茶など、たくさんの種類がありました🎵
見た目も可愛く、長持ちする物なので是非お土産にどうぞ☻
今後は商品のラインナップを増やしていくそうです。
片平あかね 594円(税込)
味★★★★☆
雰囲気★★★☆☆
インスタ映★★★★★
もともとはサブレを作っていたのですが、色を綺麗に、もっと賞味期限の長いものを、ということで飴を作ることになったそうです。大和野菜なので取れる時期は限られていますが、収穫しパウダーにすることで一年中飴を作ることができています◎地元の方だけではなく海外の方も買われる人が多いそうです。
CAFE Luce(カフェ ルーチェ)
近鉄奈良駅から徒歩3分小西さくら通りにあるこのカフェ。パスタやドリアなどのフードに加え、自慢のシフォンケーキや流行りのかき氷など豊富なメニューがあって、店内はとても可愛らしく、 内装も外装も木を使っていてとてもステキな雰囲気です❤️
2年前に新しくオープンしたこのお店。ここのお店には美味しく可愛くボリューミーなシフォンケーキが!😍プレーンベースやチョコレートベースがあり、その中でもバナナとチョコレート味やくるみとはちみつ味など種類もとても豊富です!選ぶのだけで迷っちゃいますね!
また、ケーキセットもあって、好きなシフォンケーキとドリンクを豊富なメニューから選ばせてもらえます✨
また流行りのかき氷も取り扱っているんです🍧その中でも驚きなのがプリン氷!味のバランスが絶妙でとってもおいしいみたいです!かき氷の中に隠れたプリンをお楽しみに♪
味★★★★★
雰囲気★★★★☆
インスタ映え★★★★★
ちなみに奈良にはかき氷を扱うお店が多いんです!奈良では、かき氷ガイドという冊子を毎年作って興福寺のお祭りで配っているそうで、この冊子には約50のかき氷店が載っています。情報は盛りだくさん!これがあればインスタ女子も奈良をより楽しめること間違いなし😍ぜひゲットしてみてください👍
Cervo bianco
近鉄奈良駅からもちいどのセンター街を通りすぎた、風情溢れる奈良町にある、ピザとジェラートのお店cervo bianco!
外見は古民家風で、思わず立ち止まって入りたくなるようなオシャレなカフェです♪
中に入ると、すぐ右手にはジェラートが並び、左手奥には大きな可愛い絵が出迎えてくれました😍
このお店のジェラートやピザは奈良の食材ですべて作られているそう!私たち3人は、それぞれミルク、メロン、いちじくの味のジェラートをいただきました♡どれも食材そのものを食べているかのように新鮮な味がしてとても美味しかったです😋
それもそのはず、ジェラートは毎朝お店で作られている自家製だそう!
ピザも、奈良漬けや大和ポークがのったものなど、奈良ならではのものばかりで気になります!ピザを焼く石窯を囲むようなカウンター席もあり、雰囲気も◉さらに奥には素敵な和室もあり、そこでの飲食もokだそう!
オーナーのお姉様が描かれたという可愛い絵を背景に、鹿を形どった可愛いクッキーののったジェラート📸これでインスタ映え間違いなしです!!
味★★★★★
雰囲気★★★★★
インスタ映え★★★★★ これまたオール5!⭐️
古都奈良町の中で風情を感じながら奈良の味を楽しめる、オシャレな空間cervo bianco!是非行ってみてください☺
以上、奈良のオススメスポットでした!
想像以上に可愛くて美味しいものがたくさんありました!ここで紹介したお店以外にも素敵なお店がたくさんあったので是非!奈良に行った際は食べ歩きを楽しんでみてください😋
COLOR +(カラープラス)奈良 (COLOR PLUS)
- 作者: 昭文社旅行ガイドブック編集部
- 出版社/メーカー: 昭文社
- 発売日: 2018/07/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
夏合宿 in奈良 ~奈良市編②~
こんにちは!今回も夏合宿編!奈良市B班の活動を紹介します!
私たちの班は、「いかにして奈良県に宿泊してもらえるか」を解決するべく、主にホテルや旅館といった宿泊先に重きを置き、ヒアリングをしてきました。
ヒアリング初日、私たちは株式会社ワールド・ヘリテイジ、川井澄子さんと小島隆史さんにヒアリングを行いました。
株式会社ワールド・ヘリテイジさんは、主に奈良県でホテル、土産物店、飲食レストラン、コンサルティング事業を展開されている会社です。
御二方には、「奈良県になぜ観光客は泊まらないのか」を紐解くべく、主に奈良県内のホテル業界全般に関して伺うことができました。
「奈良県のホテル数は全国ワースト」この事実を皆さんは知っていましたか?観光名所が数多く存在するにも関わらず、泊まる場所が圧倒的に少ない。この事実が観光客が奈良県に泊まらずに、大阪・京都に宿泊してしまう要因の1つであると仰っていました。もちろんホテルの数が少ない理由もいくつか仰っていましたが...詳細はレポートをご覧になってください。
今後は、「日本酒発祥の地、奈良」や「修学旅行生を奈良に泊めるプラン」などをアピールしながら、奈良を盛り上げて行きたいと仰っていました。
- 出版社/メーカー: 梅乃宿酒造
- メディア: 食品&飲料
- この商品を含むブログを見る
そして、1日目のお昼ご飯は、川井さんから教えていただいた、「彩華ラーメン」にしました!
ニンニクが効いていて、スタミナがつきました!!!
2件目は、「げすとはうす はる・きたまち」に伺いました。はる・きたまちのオーナーさんは、2013年に惜しまれつつ長年の歴史に幕を閉じた奈良県内の老舗旅館の経営に携わっていた方です。
オーナーさんのお話によると、ゲストハウスが近年増加し人気が高まっている理由が旅館の原点に隠れているそうです。
昔の旅館は現在の旅館のような大規模でそして会社経営的な形態ではなく、オーナー自身と数名のアルバイトで成り立っていました。そんな小規模で開放的な空間の中から生まれる、オーナーと宿泊客のコミュニケーションがよりその街の観光地の魅力を引き出すことに繋がっていたと言います。
そのような昔の旅館の良さが現在のゲストハウスという形で戻ってきており、オーナーさん自身もゲストハウスを運営しようと決断されたそうです。
実際に班員もヒヤリングという目的を一時は忘れ、オーナーさんとの会話を楽しんでいました。次回は実際に泊まってみたいと思います。
続いて、私たちは元山万規子さんにお話を伺いました!
元山さんは奈良で埋蔵文化財修復のお仕事をメインでやられながら、奈良で様々な人を対象としたコワーキングスペースを運営され、さらに奈良を中心に伝統をテーマにしたイベントを催されている方です。
そんなお忙しい元山さんに、イベントを開こうと思ったきっかけをはじめ、元山さんが目指していること、また元山さんが考える奈良の魅力について貴重なお話を頂けました。
元山さんが描くビジョンとして「稼げる伝統工芸を作る」というものがあり、そのためにはデザインと技術そのどちらか一方を変える必要があるというお話が印象的でした。両方を変えてしまうと伝統は何も残らず、何も変えないと現代では古いだけで終わってしまいます。
その例として吉野財で建てられた「ぷろぼのビル」を紹介していただき、たまたま泊まっていた宿の近くにあったため早速翌日見学に行ってきました。
ヒアリング二日目。私たちは、元山さんから教えていただいた「ぷろぽの福祉ビル」という建物を訪問しました。
このビルは、奈良県の市街地に位置し、奈良県産の杉や檜をふんだんに使った木造5階建ての福祉施設です。このような木造建築の福祉施設は全国でも非常に珍しいと言います。
では、なぜこのような施設を作ったのか。施設の関係者にヒアリングを行いました。主な理由は、「奈良県は吉野杉が古くから非常に有名であるということ」「福祉施設として、障害のある方々のストレスを少なくしたいという想い」など、様々ありました。もちろん消防法など法律面やコスト面で、非常に大変だった部分もあったと言います。しかし、このような新しい施設が奈良県に貢献しているということを知りました。また、私たちも実際に訪問することで、木造の温かみを肌で感じることができ貴重な体験でした。
次に、私たちはお寺を改修してゲストハウスにした「THE TEMPLE」のほうに行きました。そこは、私たちが行ったことのないような空間でした。ゲストハウスに泊ったことがある人は班の中にはいましたが、このようなお寺をゲストハウスにした場所に泊まったことがある人はいませんでした。実際、お寺をゲストハウスにした場所はここが初めてであり、また日本でも一棟貸しでこのような施設を借りることができる施設はここしかないそうです。
私たちはここを運営している西出恵美さんにお話を伺うことができました。
西出さんは奈良市紀寺町にある宝珠寺の建物の一部を改装し、このような施設を造られたそうです。「寺のある風景を守りたい」と競売に出されていた寺を購入し、風情を残す形で開業させた西出さんは「寺や地域の人たちと共存共栄していきたい」と地域に溶け込んだ運営を目指しているそうです。
実際、西出さんとお話している際とても奈良に対しての愛情や情熱を感じ、私たちの心にも響きました。また、今後奈良をどのようにしていかなければならないのか、また奈良の良い点悪い点なども伺うことができ、自分たちにとって有意義な時間になりました。
二日目の二件目は、2017年の6月にオープンした奈良市の中でも特に新しいホテルである、ピアッツァホテル奈良にお邪魔し、営業統括マネージャーの方にお話を伺いました。
奈良市になかなか観光客が宿泊してくれないといった現状や、その解決のためにはホテル業界だけでなく飲食店や観光地と連携していくことが大切であるといったご意見を頂き、とても勉強になりました。
またマネージャーの方のご厚意でホテルの客室を見学させていただきました。もちろんすべての部屋が素敵でしたが、やはり一番目を引いたのがスイートのお部屋でした。最新の家電やシャワールーム、そしていったい何人用なんだと言いたくなるほど大きなベッドを見て、いつの日かこんな部屋に泊まれるようになろうと班員と決意を固めました。
- 作者: 真野洋介,片岡八重子,明石健治,豊田雅子,飯室織絵,加納亮介,蛇谷りえ,井筒もめ,森岡咲子,武田昌大,田中惇敏,西村祐子,Yone(米村知倫)
- 出版社/メーカー: 学芸出版社
- 発売日: 2017/03/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
最後に私たちは「第69回京終さろんー東大寺の祈りと声明Ⅱ—」というイベントに参加してきました!
こちらは奈良にある町屋ゲストハウスならまちのオーナーさんが奈良の弱点である定常的な夜の楽しみの少なさを克服するために月に一度催しているイベントです。
私たちが参加した今回の京終さろんは、1000年以上経った今でも奈良の人達にとって一年を通して最も重要な季節の行事である「東大寺二月堂のお水取り」について、大導師を勤められた上司永照さまのご講演でした。
お水取りで歌われる声明(お経に節をつけた仏教音楽)の現代語訳や歌い方など東京では聞けないようなお話を聞くことができました。
また140名もの方が参加されていて、何人かの方にお話しを伺うと、大半は地元の人で、お水取りの行事の意味や祈りについて勉強されに来ているそうです。
1000年以上も続いてる行事が今でも普通に生活に溶け込んでいる点は奈良の魅力の一つだと感じました。
以上、私たちの班が行ったヒアリングの内容です!
実際に現地に行き、お話を伺うことで様々な課題を知ることができました。また、奈良県をよく知るきっかけとなり、非常に有意義な時間を過ごすことができたと思います。
ヒアリングの詳しい内容や考察は、今後ブログに掲載しますので、ご覧になってください。
夏合宿 in奈良 ~奈良市編①~
こんにちは!夏休みも終わり、新学期になりましたがみなさんいかがお過ごしですか?
私たち飯田ゼミは夏合宿として9/17~9/20で奈良へ行きました!
ゼミ生の中で三つのグループからなる奈良市班と安堵町班に分かれ、それぞれヒアリングしてきました。
これから4週にわたり合宿での取り組みを紹介したいと思います!
今回は奈良市A班の活動を紹介します!
- 作者: 昭文社地図編集部
- 出版社/メーカー: 昭文社
- 発売日: 2018/05/25
- メディア: 地図
- この商品を含むブログを見る
奈良A班の最初の活動は東北わくわくマルシェでプロデューサーをされている雫石吉隆さんの講義です!今回の合宿のテーマは「観光客が奈良に泊まってもらうための研究」で、私たちは商品などのサービスに付加価値として“ストーリー”を付けることに注目しています。雫石さんは、東日本大震災時に行った事業の経験を、“ストーリー”作りのヒントとして私たちに話してくれました。
東日本大震災に襲われた1カ月後、雫石さんは生産地とシリアルナンバーが刻まれた“浜のミサンガ 環”を作り始めます。被災地に仕事を作る、寄付ではなく確かな対価、バラバラになった地元の人たちの気持ちを一つに。それらの意義やストーリーがつまったミサンガの話を聞かせてもらいました。また、ストーリーがある本当に良い商品には、マスコミが勝手に寄ってくるものだと教わりました。
その後、“きらっ都奈良”という商業施設の2階で起業支援を行っている、株式会社まちづくり奈良の吉富さんと若瀬さんに取材を行いました。
奈良が起業しやすい街であるという話はとても興味深かったです。例として、京都に比べて家賃が安い点や、大阪、京都双方に近いため拠点にできる点、そして、生活する際も落ち着いておりとても暮らしやすい点を挙げていただきました。最近奈良が好きになりすぎて千葉から引っ越してきたと教えてくれた若瀬さんは「奈良独特の異空間が好き。わかりやすい刺激ではないけれど地域の中で暮らしている感覚があるよ。ちょっと歩けば鹿に会える。生活の中でも俺らの鐘の音が聞こえるんだ」と魅力を語ってくれました。
また、活動のヒントとして奈良と同じく、近畿圏で経済規模の小さい和歌山県は、農業に振り切っている部分があるから県民所得は奈良の方が低いということ、また奈良でブランディングされているものとして、筆・墨・靴下・ニット・グローブ・ランドセル・日本酒・奈良漬・三輪そうめん、などがあることを教えていただきました。
お二人への取材が終わりお昼ごはん。食べたらさっそく取材です!取材先は商店街の中にあります。アーケードに覆われた商店街。少し閉鎖的な空間に、店がひしめいて並んでいて昭和を思わせる独特な雰囲気で味があります。その一角にある「ひつじのゆめ」というお店に取材を伺いました!
お店に入ると並んでいるのは、アクセサリー、マフラー、ニット、ジャケット。羊毛を毛糸にするところから始まり、全て手作りで作られています。
店主の北村明美さんに話を聞かせていただきました!
どのように今までお仕事をしてきたか丁寧にお話をしていただきました。「羊毛を毛糸にするところから始まる全ての工程を行う今の仕事は、自分が作る商品の個性を大切できている」とやりがいを感じているようでした。
北村さんの作る商品を是非売りたい、ネット販売を行いたいと手を上げる会社もあるそうですが、北村さんは「大量生産では個性が消えるからね。」と一貫生産にこだわっています。そんな思いで作られている商品の質はもちろん、それ以外の付加価値もあるように感じました!取材中にニット帽を被らせてもらったところ、とっても軽いし頭に優しくフィットしてとても素敵なものでした!お土産にストラップもいただきました。ありがとうございました!
その後、夜は、ホテルの周辺を探索しました!奈良に訪れる以前、奈良にはあまりものがないイメージだった僕たちは、居酒屋など夜を満喫するナイトタイムエコノミーがあまり活性化していないのではないかと考えていました。しかし実際に駅の近くを歩いてみると、居酒屋を中心とした飲食店が20店舗以上集まっていて、他にもラウンジやバーといったお酒を飲めるお店が10店以上はあったのは意外でした。ただ、実際にお店に入ってみるとお客さんは少ない…
お店の方やキャッチの方に話を聞くと、「観光客は少ないね、地域の人が比較的多いよ」と教えてもらい、お店はあるけどそれが観光資源に成りえていない現実が身に沁みました。
次の日!午前中は奥吉野6村の匠が作る木工文具や雑貨の店“やまからな”の取材に行きました!店内には、手作りで多種多様の木工製品がたくさん並べられていました。店主の長谷川桂二さんには、行政とビジネスプレーヤーの間に意識の乖離があり、成長が停滞していること、また、日本人と比べて訪日外国人のほうがよりお金を使うといったような、きれいごとではない奈良県の実情についてお話しいただきました。
そして、最後となる次の取材に赴きました。
国際交流事業を行っている田中庸一朗さんに話を聞きました!
ロシアに20年以上滞在した視点や経験から興味深い話を沢山聞かせてもらいました!ロシアの子供向けに書かれた各国を紹介する本において、日本の欄には「日本は世界で唯一、天皇という皇帝が存在する国。また富士山やフグの国」という記述があり、日本に対して不思議なイメージが持たれているみたいです。
また、田中さんは、知られていないからこそ外国人を誘致しやすいと奈良に人を呼び込むヒントを僕達に教えてくださいました。
そしてなんと、嬉しいことに取材後に田中さんがご飯に誘ってくれました!
また偶然居合わせたオーストラリア人の方に、活動のヒントを得ようと取材をしたところ意気投合して一緒にお酒を楽しみ、最後に写真も撮りました(笑)
3日目の夜はゲストハウス“UGAYA”に宿泊しました。料金はなんと1人2500円!!
入り口を開けると土間があり、広い客間が素敵です。落ち着いた雰囲気のオーナーの方が親しげに迎え入れてくれました。するとピンを手渡されて、出身地を日本地図・世界地図にさすように言われました。
また大きな本棚にはマンガや小説、雑誌の他にも奈良または京都大阪に関する本が多くありました。部屋は畳の和室、奈良の雰囲気がそう思わせるのかどこか旅館のような落ち着いた雰囲気で、とても高級感あふれる宿泊になりました!
そしてそのオーナーの方にも話を聞かせてもらいました!
“ホテルが少ないから客が増えない”という奈良のイメージ。しかしこれは、マスコミなどの影響でどんどん独り歩きし、その結果、どんどんホテルが立てられてしまっているそうです。「需要があれば宿は増える。単に需要をうまく生み出す政策が出来ていないのに、間違った情報で宿泊施設がどんどん増えたことで宿泊施設の金額はどんどん下がって悪循環が起きている」と話していました。また活動のヒントとして、奈良の観光の問題点に、京都と違いバスが頻繁に通っていない。奈良は観光となる名所が集まっていないから、色々な所にあって回るのに時間がかかる。というようなことも教えてもらいました!
ゲストハウスガイド100 - Japan Hostel & Guesthouse Guide -
- 作者: 前田有佳利
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2016/07/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
UCLA〜留学体験記2〜
こんにちは!
もうすぐ8月に入りますね。日本ではとても暑い日々が続いているというニュースを耳にします。ですのでみなさん熱中症には気を付けてくださいね!
さて留学生活もそろそろ半分が終わり、こちらに来てから初めての期末試験が近づいてきています。私のとっている授業は試験ではなく、期末レポートを提出するものやプレゼンをするものなので、今はその準備に追われています。そんな課題を黙々とこなす生活の中でも食事の時間は毎日の楽しみ!ということで今回はUCLAのDining hall(学食)について紹介したいと思います!
UCLAの学食は、全米学食ランキング「ベストカレッジフード」ではベスト5に選ばれたほど、アメリカの大学の学食の中では、かなりレベルが高いのです!
キャンパス内の寮を申請すると自動的にMeal plan(食事の回数券のようなもの)がついてくるので、週に11回・15回・21回の中から自分でプランを選び、寮費とともに前もって払っておけば、そのMeal planを使ってタダで学食に入ることができます。もちろんMeal planを持っていない観光客の方もその場でお金を払えば中に入ることもできるそうです。
サマーセッションでは5つの食堂で食べることができます。そのうち4つの食堂はすべて食べ放題形式となっており、自分の好きな分だけ好きなものをとれます!日によってメニューが変わるので飽きることなく毎日食べることができますよ!もう1つはすべてテイクアウト形式のカフェとなっています。カフェの紹介は後ほど!
4つの食堂では、それぞれアメリカン・ヨーロピアン・アジアン・メキシカン&日本など様々な国の料理が出されています。上の写真はヨーロッパテイストのところです。私が選んだのは、シーザーサラダとローストビーフとクリームパスタです。どれもおいしかったです!食べ放題なだけあって毎回ついつい取りすぎてしまいます。アイスクリームが作れたり、中にはタピオカミルクティーをオーダーすれば作ってもらえてテイクアウトまでできちゃったりする食堂もあります。
私のお気に入りはRendezvous Dining!中華や毎日変わる日本食が食べられちゃいます!
今まで食べた日本食は、ラーメン(豚骨・醤油)、うどん、トンカツ、チキンカレーなど。どれも日本に近い味で、日本食が恋しくなったときにはありがたい限りです!このダイニングホールはサマーセッションの生徒たちが住んでいる寮からも一番近いのでたくさんお世話になっています。
次にカフェ!カフェではピザやパニーニ、フレンチトーストなど好きなメインが選べて、メインの他にもサラダやコーヒーがついてくるというお得なセットを頼むことができます!私はいつもピザとサラダとコーヒーを頼んで外のテラスで食べています。上の写真はエビのピザとカプレーゼを頼んだ時のものです。アメリカにしては珍しく、ちょうどいいサイズのピザなので、女子にもおすすめです。ここはお昼までしか営業していないので毎日お昼の時間にはたくさん人がいます。
- 作者: 大坪覚
- 出版社/メーカー: スペースシャワーネットワーク
- 発売日: 2011/07/15
- メディア: 単行本
- クリック: 4回
- この商品を含むブログを見る
以上、UCLA内の食堂についてお届けしました!上の写真は食べ放題形式の食堂の写真です。毎日メニューが変わるので、今のところ飽きずにバランスよく食事ができていると思います。そして日本食や中華料理がいつでも食べられるのも魅力的です!一般の人でもダイニングホールにはお金を払えば入ることができるので、(ちょっと高いのかもしれませんが)UCLAに観光にきた際にはダイニングホールを試してみてはいかがですか?
次回は私が履修している授業について紹介したいと思います。
カリフォルニアわくわく留学 (“Waku‐waku”study abroad)
- 作者: 松岡昌幸,REF留学教育フォーラム
- 出版社/メーカー: 三修社
- 発売日: 2005/08/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る