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駿河台経済新聞

神田駿河台から発信する経済・ビジネス・社会情報

次世代エネルギーがもたらす街づくりとは? スマートコミュニティJAPAN2014に行ってきた その②

イベントレポート

こんにちは!

前回の続きということで、スマートコミュニティJAPANに行ってきた、第二弾です。今回は、私たちが気になってお話を伺った企業を紹介していきたいと思います。

 

誰でも乗れるエコな乗り物KAITOって?

 

会場内を歩いていると、気になるブースを発見! 

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ブース内に室内用の水耕栽培キットと電動三輪車という全く関係の無いような2つのものが展示されていて、思わず足を止めてしまいました。

 

こちらは、佐賀県鳥栖市に本社を置く、株式会社アルミスさんのブースです。 

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特に気になった電動三輪車について、九州支店鹿児島営業所の坂田道朗さんにお話を伺いました。

 

ーこの電動三輪はどのような商品なのですか?

坂田さん:この三輪車は「KAITO」という商品です。充電式の電動三輪車で、後ろの荷台には約60キロの荷物を載せることが出来ます。どんなに技術が発展しても、モノを運ぶのには必ず人力が必要になってくると思うんです。今までは、車中心の社会でしたが、3.11の震災時には燃料の不足などで、モノが運べないという状況に国民が直面しました。そんな中で、新しく私たちが提案したのがこのKAITOです。

 

ーKAITOの特徴は何ですか?

坂田さん:車とは違い。電力で動くので環境にやさしいですね。また、免許もいらないので誰にも簡単に乗ることが出来ます。運送業者さんにとっては車の入れないような繁華街や住宅街でも荷物を運びこむことが出来るので、その点も特徴ですかね。

 

ーどんなお客さんが多いのですか?

坂田さん:幅広いお客様に、支持していただいています。特に運送業の方に多くご利用いただいています。運送業大手のヤマト運輸さんにも導入していただいたんですよ。これからもっと普及していけばいいなと思っています。

 

ーありがとうございました!!

 

 

街で見かける、宅配便の方々の移動を助けていたのは、アルミスさんの努力だったのですね。このKAITOという電動三輪車は、家庭で簡単に充電することが出来、坂道でも楽々進むことが出来ます。畑仕事をするおじいちゃんおばあちゃんなど、重い荷物を運ぶ人の移動手段としてもいいかもしれないですね。

 

アルミスさんでは、今回お話を伺った電動三輪車以外にも、展示されていた野菜の室内水耕栽培キットやアルミ事業など様々な取り組みが行われています。興味を持った方は是非、公式ホームページをのぞいてみてください。

 

公式ホームページ 株式会社アルミス

 

 

短納期作成を実現!3Dプリンター!

 

会場内を歩き進め、続いて目に止まったブースは、有限会社 小松鋳型製作所のブースです。

こちらでは、’’3Dプリンターを使用したダイレクト鋳造鋳型’’という手法が紹介されていました。

ダイレクト鋳造鋳型とは、「金型・木型・中子を使用せず、インクジェット式3Dプリンターで鋳型を製造する手法」です。

 こちらの鋳型の素材は、小松鋳型さん独自のセメント系粉体を使用しており、1700℃の高耐熱に対応した無機鋳型となっています。なんとステンレス鋳造も可能なそうです。

 

それはそうと、みなさんは「鋳型」と聞いてピンときますか?

いまいちわからない方のために説明すると、「鋳型」とは液体化させた金属を流し込む型のことを指します。一体化した型の鋳型を製造することで、金属で全く同じ形のものをいくつも製造することができます。いわゆる転写です。

 

 

従来の鋳型モデルの製造方式は、

型データの作成⇒木型・金型・樹脂型作成(雄型・雌型の作成)⇒鋳型の作成⇒鋳造

といった方式であり、14~60日間も製作に時間がかかってしまいます。

  ①雄型・雌型という2種類の型を組み合わせることで、中に空洞のある1つの型を作り出す。

 

しかし、小松鋳型方式では、

型データの作成⇒鋳型出力(3Dプリンタ)⇒鋳造

といった方式であり、製作期間は2~5日間という半分以下の短納期で製作できます。

こんなにも短納期で製作可能であることは最大のメリットであるといえます。

 

 

ダイレクト鋳造鋳型の特徴として挙げられることは、

  • 従来法よりも短納期。(従来法よりも低コスト・短納期なので試作品製作に最適)
  • 木型・金型・中子が不要。(3DCADデータをインクジェット式3Dプリンタで直接製作)
  • 割型でない一体型の鋳造。(型を一体化することにより、寸法精度の向上・工程の短縮化)
  • 自由な方案で複座形状品に最適。(3DCADデータで自由に方案を変更できるため、複雑形状の鋳造モデル製作も可能)
  • 鋳バリの発生が少ない。(中子も一体で鋳型を製作するので、鋳バリの発生がほとんどない)

    ②鋳物において雄型と雌型の隙間に金属がはみし、凝固した薄い余分な出っ張り。

    型合わせが悪いと鋳ばりができやすい。

 

 

3Dプリンターは、現在では製造業を中心として、医療や建築といった幅広い分野に普及しており、主に試作品の製作を目的として、さまざまな企業が扱っています。

 

こちらの小松鋳型製作所の3Dプリンターを使った鋳型は、その他のレーザーによって読み込む一億円相当の3Dプリンターを取り扱っている会社とは違い、一般的なプリントのカートリッジを使用して読み込む3Dプリンターを取り扱っているため、さらなるコストダウンを実現しています。そうすることで、より幅広い多くの企業に提供することを目的としているそうです。

 

 

 

完成した鋳型に実際に触れてみましたが、複雑な形をした型を金属でこれほど正確に作っていることに驚きました。

プリンターだけでこんなに正確な鋳型を作り出せるようになった技術の進歩にも改めて感心しました。

 

また、心優しく説明をしてくださった井家さんにも感謝しています。ありがとうございました!

 

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ご協力していただいた小松鋳型製作所さんへのリンクを下に張っておきます。

 

有限会社 ダイレクト鋳造の小松鋳型製作所 担当:井家

Tel 代表: (0761)43-0826 直通:(0761)48-6477

ぜひ、製造業に興味ある方は参考にしてみてください。

 

以上、今回はサクライとオオサキがお伝えしました。

 

最後に、下の写真の物はなんでしょう?

いったい何に使うのか、それは次回のお楽しみです。

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