日経IRフェア2014~上場企業と個人投資家の出会いの場~
8月もあと少しとなり、肌寒い日々が 続き、もう秋を意識してしまうこの頃ですが、
今回は雨の中、日経IRフェア2014という、投資家向けのイベントに行ってきました。
軽い気持ちで行きましたが、企業の方も参加者の方も真剣な表情で最初は緊張してしまいました。
今回のブログでは普段あまり知らない企業から有名企業、3社をご紹介します!!
最初に紹介するのはこちら。
ダスキンのブースにお邪魔しました!
ダスキンというと掃除。というイメージを抱いている方も多くいると思いますが、実はミスタードーナツもダスキンが提供しているブランドです。
(売上シェアとしては掃除用品のレンタルをメインとするクリーンケアグループが約65%、ミスタードーナツをメインとしたフードグループが約30%となっています。)
仕組みとしては
製造工場が国内に2か所
清掃、クリーニング等を行う総合工場が全国に45か所
フランチャイズ加盟店(FC)が全国に約2000か所あり、
製造工場→FC→顧客→総合工場→FC→…
というサイクルでレンタル品をクリーニングしながら繰り返し利用しています。
利用層が50代の主婦に集中してしまっていることが現在の課題だそうで、
掃除用品のセットレンタルや宅配レンタルを導入したりと、今後の利用層の拡大に努めていくそうです。
一方ミスタードーナツでは、
ドーナツは全商品店舗で製造しており、自社基準を設けて厳しい製品の安全管理を行っているそうです。
幅広い年齢層に人気というイメージがありますが、
実はこちらも利用層に偏りがあり、10代の子供、また子供連れの30代40代は多く利用していますが、体系に目を向けがちな20代、自身の健康がきになる50代以降の方の利用頻度は多くありません。
そこで、朝メニューを導入したり、夏商品としてかき氷を提供したり、ニューヨーカーの間で話題となったクロワッサンドーナツも展開しています。
クリーンケア、フードどちらのグループも海外事業に力を入れ始め、それぞれ中国(上海以外)、インドネシアへの進出を図っているそうです。
100株以上保有すると、半年ごとに優待券1000円分がもらえます。
次に紹介するのは、大阪に本社を持つ田淵電機株式会社。
簡単に説明すると、変成機とは交流電力の電圧を変換する電子部品です。各家庭用、事業用のコンセントから流れる電圧を、様々な電子製品に適した電圧に調整するものです。
電源とは、交流電力を直流電力に変換する装置です。
そして、近年力を入れているのが、パワーエレクトロニクス事業です。その主な製品が、パワーコンディショナ。パワーコンディショナとは、直流電流を交流電流(使える電気)に変換する機械であり、太陽光発電にはなくてはならないものです。
田淵電機株式会社さんは、このパワーコンディショナの住宅用市場で国内累計トップシェアを誇っています。
近年の、省エネブームと、太陽光発電の普及に伴い、利益を年々増加させています。
今後の取り組みとして、今後も長期的に拡大していくであろう太陽光関連の事業に力を入れ、さらに海外での需要の大きいエアコン用変圧器や、蓄電池も備えたパワーコンディショナの販売など海外へ向けたグローバル化も推進していくということです。
田淵電機株式会社 [TABUCHI ELECTRIC CO., LTD.]
最後はこちら。
人が集まってるブース。フマキラー株式会社にお邪魔しました。
この会社を後で調べてみたら、デング熱の発生により、株価が急上昇している会社でした。多くの方が説明会に足を運んでいました。
この会社についてご紹介します。
この企業は、「ひとの命を守る。」という経営理念のもと、殺虫剤の製造をしています。
このような商品をご覧になったことはないでしょうか?
つまり蚊を媒体として感染するデング熱が発生したことにより、殺虫剤を扱うフマキラー株式会社の株価が急上昇したということでした。
今後この企業は、国内市場だけでなく、東南アジアなどでの海外事業の拡大と強化をしていくとのことでした。
普段何気なく使っている殺虫剤でしたが、このような企業が製造していること、様々な取り組みがされていることも知らなかったです。
今回投資家向けというイベントで学生としては、なかなか参加することがないイベントですが、企業の裏側や取り組みがわかるイベントでした。
是非このような機会に一度は行ってみてはいかがでしょうか?