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駿河台経済新聞

神田駿河台から発信する経済・ビジネス・社会情報

【就活本紹介】 『面接では嘘をつけ』 『親は知らない就活の鉄則』

 こんにちは、駿河台経済新聞部広報局です。前回に引き続き、大学生必見!な就活本をご紹介します。

 

前回の就活本の紹介記事はこちら

 

自分に自信のない就活生に読んでほしい就活本

『面接では嘘をつけ』(菊原智明)

駿河台経済新聞の評価:★★★★☆

面接ではウソをつけ (星海社新書)

面接ではウソをつけ (星海社新書)

 

 

 本書は就職弱者のための就活本です。就職活動に不安を抱えている人は多くいることでしょう。中でも、大学時代にアルバイトとサークル以外、特に頑張ったことがない。コミュ力ゼロ。といったような、いわゆる就活弱者の学生にとってはその不安は人一倍でしょう。

 

 本書では、就職活動を、自分という商品を企業に売り込む一種の営業活動ととらえて考えられています。ダメ営業マンから営業成績トップの営業マンになった著者の経験を元に、いかにして面接を勝ち抜き、内定を取るかについて述べられています。

 

 どのような、スポーツやゲームでも同じように、弱者が相手に勝つためには、ルールを知り正しい戦略を取らなければなりません。これは就職活動においても同じなのです。逆にいうとどんなに努力しても、その方法と方向が間違っていれば、うまく行くことは少ないでしょう。どんなにダメな就活生でさえ就活に対する「考え方」と「行動」を変えるだけで、内定に近づくのです。そしてその方法が、本書の題名にもなっている面接ではウソをつけということです。

 

 どんなにダメな自分を自己分析してもダメな自分しか見えてこない。ならば、自己分析なんかはやめて、入りたい企業に必要とされている人物を演じることから始めよう。そうすれば元の自分の性格がうまく話せない、声の小さい、自信のないといったものでも演じていることでだんだんと素の自分へと浸透していく。そうすることで就職活動だけでなく、就職した後の社会でも自身につながっていくというように就活だけではなく、最終的には社会に出た後でも役立てるようになるといったように述べられていきます。

 

 このほかにも、就活生と面接官の考え方のギャップなど、様々な観点から就職面接への取り組み方や注意点なども書かれています。

 

 始めにも書いた通り、本書のテーマは就職弱者のための就活本です。しかし、その方法はダメな自分を否定して自分を変えなければならないというものでは決してないのです。自分は自分のままでいい、変えるのは自分の「考え方」と「行動」だけでいい。そうすることで、可能性が大きく広がっていくのです。

 

 自分に自信がなく、就活に不安を抱いている方にはぜひ読んでいただきたい一冊です。また、就職面接についての取り組み方など非常に参考になることが多い一冊となっています。

 

現在の就活の鉄則

『親は知らない就活の鉄則』(常見陽平

駿河台経済新聞の評価:★★★★★

親は知らない就活の鉄則 (朝日新書)

親は知らない就活の鉄則 (朝日新書)

 

 (株)リクルート入社後、玩具メーカーに転職、新卒採用を担当し、現在は人材コンサルタントとして活躍中の著者による「就活の鉄則」について述べられている一冊。本書は親世代に向けた構成にはなっているものの、著者自身の新卒担当・人材コンサルタントとしての経験をもとに、現在の就活の鉄則について述べられているため、学生にとっても読む価値のある内容だ。

 企業が求める人材・嫌う人材の特徴、人事担当者の視点からの現在の就活、就活の際の大学活用法など豊富な情報が盛り込まれ、就活の一連の流れや何をすればいいかが一通り分かる構成となっている。

 

 以下は本書の内容の一部を要約したものだ。これを読んで興味が湧いた方はぜひ手にとってみてはいかがだろうか。

 

企業が求めている人材の特徴

・コミュニケーション能力は前提で主体性のある学生

・なにかを変える力のある学生

・新しい価値をつくる力のある学生

・独習できる学生

・自分で自分を磨く力のある学生

・自ら行動を起こして積極的に取り組む学生

 

嫌う人材の特徴

・安定、保身思考

・とにかく消費者としてその企業の商品・サービスが大好きだという理由だけの学生

・福利厚生にやたらうるさい学生

・研修大好き学生

・配属についてこだわりが強い学生

・「英語を活かして働きたい」と言い出す学生

・勘違い社会貢献志向タイプの学生

・就活大好き学生

・気遣いができない学生

・指示待ち学生

 

業界分析をしない学生に内定は出ない!

 採用担当者の悩みは業界、企業のことを分からずに受けてくる学生だ。例えば、食品業界の面接において「食を通じて人々を幸せにする」と答える学生が多くいるが、これは言語道断である。これでは「どの企業も一緒では?」と採用担当者に思われてしまうからだ。逆に、界全体のことや個社のことが分かっている学生は採用担当者にとって好印象である。

 

どうやって業界分析をするのか?

 まずは、志望している業界を俯瞰して見ること。業界全体の市場規模や、どんな企業が参入しているか、その業界が黎明期、成長期、成熟期、衰退期のどのステージにあるかを抑える。そして、1社でいいので詳しくなることにこだわる。1社を掘り下げて研究することによって、企業を分析する際に、どこに着目すればいいかという点がわかるようになるからだ。そのうえで、他社を見る際は違いに着目する。

 大企業・名企業の場合、各企業を研究した本が発売されていることが多い。また、ビジネス誌には企業特集が掲載されていることもある。業界分析をする際は、これらも有効活用するとよい。

 

学内企業セミナーは必ず利用すべき!

 学内企業セミナーは学歴差別のない企業との出会いの場である。このセミナーにはその大学から採用したいと思っている企業がやって来るからだ。そのため、学内企業セミナーは必ず利用すべきだ。

 

大学のキャリアセンターは活用しろ!

 内定が出ない場合はキャリアセンターにいけ。キャリアセンターで個人面談をすれば、自分の何が課題なのか、どう乗り切ればよいのかを明確になる。また、就活がひと段落した後のキャリアセンターのメリットはその大学宛の求人の紹介でもある。