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駿河台経済新聞

神田駿河台から発信する経済・ビジネス・社会情報

ディベート式思考法:『武器としての決断思考』 (瀧本哲史)

 

武器としての決断思考 (星海社新書)

武器としての決断思考 (星海社新書)

 

 

現在の日本は、今までのように良い大学に入って、良い企業に入れば一生安泰といったような幸福な時代は去ってしまった。今や、将来を予想するのは困難な状況になってしまった。このような世の中で最も身に着けるべきものは「意思決定」の方法である。

 

本書では、そんな「意思決定」の方法をディベートの思考法をもとに、「武器としての教養」として身に着けられるようにと書かれているものである。

ディベートの考え方にのっとって、考える問題の設定の仕方から、メリット、デメリットの列挙、それに対する反論、主教が正しいかの根拠づけなどの「思考法」の考え方を、さまざまな例や練習問題を交えて一から順に説明しており、非常にわかりやすい。

 

思考法に関する本はたくさんあるが、本書は授業形式で書かれているということもあり、各項目ごとのまとめがわかりやすく示してあったり、ディベートにのっとた「思考法」を身に着けるための練習問題がこまめに取り入れられたりしており、このような本を読んだことのない人でも気軽に読むことができるだろう。

私も思考法の本を何冊か読んだことがあるが、「思考法」という考え方は社会生活をしていくうえで、課題への取り組み方や、考え方など非常に有益なものであると思う。大学生に是非手に取ってもらいたい一冊である。