駿河台経済新聞

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明治大学博物館に行ってきました!

だいぶ遅くなってしまいましたが・・・

皆様、あけましておめでとうございます!
新年はじめの企画は明治大学博物館の見学レポートです。

明治大学博物館は地下2階に常設展示室、地下1階に特別展示室がありますが、今回は常設展をレポートします!

常設展はいくつかの部門に分けて展示が用意されています。まずは刑事部門の紹介です。

刑事部門は日本や諸外国の拷問・処刑具や補者具の展示から、人権抑圧の歴史を学ぶことのできる部門です。鉄の処女やギロチンは、レプリカですが日本国内ではこの博物館でしか見られない展示資料になります。鉄の処女は、内側に鋭い釘がつけられていて入れられたらとても痛そうです。

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そして個人的に注目なのはこの展示資料です!

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…これは櫓?と思いますが、絞首刑に使う装置です。足元の部分の床板が動いて首を吊ることになるのですが、実物より随分縮小されたレプリカなのに処刑される人まできちんと作り込まれていました。

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明大博物館の本気が感じられます。

拷問・処刑具の展示は恐ろしいものが多く、現代に生きていてよかったと思います。

次は考古部門の紹介になります。
考古部門では、明治大学に考古学研究室ができてから50年以上続いている、遺跡の調査研究の成果が公開されています。

埼玉県の砂川遺跡のコーナーでは、接合資料が展示されています。

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この接合資料は、石器を作る際に出た石の欠片をつなぎ合わせた資料で、明治大学の考古学研究室がはじめて製作を試みました。結果として石器の製作工程を明らかにすることに成功し、砂川遺跡の出土品は国の重要文化財に指定され、この博物館の収蔵されたそうです。

また石器だけでなく様々な土器や金属器の展示もありました。鎧とともに出土した兜はレプリカが作られていて、被ってみることもできます。プラスチック製のレプリカは黒くつやつやしていて、ちょっとかっこいい?そして重たいです!しかし本物は鉄製なのでさらに重いそうです。当時の人は首が痛くなったりしなかったのでしょうか…。

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そして秀逸だったのが人物埴輪のレプリカです!このなんとも言えない表情。これを作った人たちはどんなことを考えてこの表情にしたのか、気になります。

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展示を楽しんだあとはミュージアムショップへ!
埴輪のクリアファイルやエプロンなどが販売されていましたが、アイアンメイデンのボールペンは売り切れていて、ちょっと残念でした。

明大博物館の見学は思った以上におもしろく、勉強になりました。常設展は入場無料なので、興味があったら是非行ってみることをおすすめします!

さて、最後になりましたが今年も当ブログをよろしくお願い申し上げます。