駿河台経済新聞

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【就活生向け】三井不動産と三菱地所

就活真っ只中でのブログ更新です。
最近は私服を着られる日のテンションは自然と高くなってしまいます笑
 
 
今日は不動産業界の商業施設系を中心に就活をしているので、最大手ディベロッパーの三井不動産三菱地所の商業施設の違いについて書いていきたいと思います。
 
 
ららぽーと系、日本橋商業ビル、アウトレットモールなど
 
ららぽーと10施設 平均テナント数243店舗 平均延床面積168970㎡〉
ららぽーとという統一のブランドを使うことでお客様に安心して来ていただける。一方でどこも似たり寄ったりのものではないか(実際にはコンセプトやターゲットが異なるので雰囲気やテナントの系統は違う)と思われてしまうのがデメリットではないかと考えました。
ららぽーと以外にもららテラス、ららガーデンなど異なるコンセプト、規模で展開もしている。
今秋には大阪に「エキスポシティ」が開業予定で、大型の観覧車などを併設することでモノ消費の他にコト消費を増やすことで付加価値を増やそうとしている。
 

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4月10日に開業したららぽーと富士見
 
 
日本橋商業ビル(exコレド室町、コレド日本橋日本橋三井ビル、ギンザグラッセなど)
ららぽーとの他に日本橋を中心に商業施設を多数展開している。日本橋という敷居の高い地域に最近では映画館併設の商業ビル「コレド室町」を作るなどして若年層の集客に力を入れている。

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コレド室町2
 
 
・アウトレットパーク
〈計13店舗 平均テナント数132.5店舗 平均延床面積46482㎡(計604270㎡)〉
アウトレットモールに関しては、三菱地所のプレミアムアウトレットモールの郊外型に対して神奈川や都内にも作るなどして差別化を図っている。
 
 
各地商業施設、プレミアムアウトレットモールなど
 
・各地商業施設(ex.アクアシティお台場、MARKis、ポンテポルタ千住、南砂町SCなど)
〈28施設 平均テナント数84店舗〉
三井不動産ららぽーとのような統一のブランドは持っていない。しかし、Markisが静岡、横浜にできたことからMarkisというブランドをこれから作っていく様子もうかがえる。
また、オフィスビル街としても知られている丸の内エリアの商業施設増加、増床に近年力を入れており、かつては平日しか人がいないと言われていた丸の内エリアも土日祝日も徐々に賑やかになってきている。
 

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・プレミアムアウトレットモール
〈計9施設 平均テナント数165.5店舗 延床面積平均32067㎡(計288600㎡)〉
郊外型のアウトレットモールが多い。三井不動産よりも4施設少なく、延床面積も少ないが、テナント数では平均で30店舗以上多いのが特徴となっており、一日中楽しめる規模のアウトレットが多いのが特徴である。

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プレミアムアウトレット御殿場
 
 
以上が三井不動産三菱地所の商業施設の主な違いかと思われます。商業施設だけで比べると三井不動産のほうが規模や施設数が多いのがわかります。
それぞれの企業や地域によって雰囲気やターゲットが異なるのでショッピングセンターに行くときはその施設がどこの企業なのか見ながら回ってみるのもよいのかもしれませんね。
 
実際に、みなさんもいろんな商業施設に行ってみて比べてみてください!

 

SC経営士が語る 新・ショッピングセンター論

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