日本郵船創業130周年記念特別展 「モノはこびの未来へ」に行ってきました!
こんにちは
履修登録期間も終わりましたね。
しっかりと単位を取れるよう頑張っていきましょう!
さて、今回私たちは2月4日~4月17日まで日本郵船歴史博物館にて開催されておりました、「モノはこびの未来へ~海運の明日に向かって舵をきる~」に行ってきました。
このイベントは、海運を中心とする総合物流会社を目指す日本郵船グループの技術研究開発を担うべく設立された株式会社MTI(Monohakobi Technology Institute)主催しており、日本郵船の技術研究開発の歴史に触れるとともに、MTIがコンセプトデザインの開発を担当した「NYKスーパーエコシップ2030」の新しい省エネ技術や、ビッグデータの活用事例から『モノはこび』の未来に向けた積極的なチャレンジを紹介しています。
NYKスーパーエコシップ2030
館内には常設展示スペースと企画展示スペースがありました。
常設展示スペースでは日本郵船の歴史を年代順に鑑賞することができ、日本郵船の誕生から現在の日本郵船グループの事業までを模型や映像で見て取ることができます。
特に豪華客船時代の船内の様子を再現したエリアは優雅な雰囲気で圧倒されました。
そして、企画展示スペースで開催されていたのが、「モノはこびの未来へ」です。
ここで私たちが特に注目したのが配船計画へのビッグデータやシミュレーションの活用です。配船計画とは、海域や航路(サービス)に対して、どの船種をいつ、どのくらい投入するかを計画することで、計画立案には、陸上や船上で得られるさまざまなデータを活用しています。
運航シミュレーション
・過去十年間の気象データを基に、出航時間やスピードなどの条件を変えることで何万通りもの航海をシミュレーションします。
・シミュレーション結果から、季節毎の航海時間、燃料消費量の平均や変動幅を予測し、配船計画の決定に活用しています。
AIS(Automatic Identification System:船舶自動識別装置)
・船ごとの情報(船名、緯度経度、針路、船速、目的地など)を発信する無線機器です。
・国際航海に従事する300総トン数以上の全ての船舶などで、搭載が必須とされています。
・全世界のAIS搭載船の情報を、衛星AISサービスで得ることが可能です。
気象データ
・海上の気象や海象(波、潮流など)データ:予測値や実測値が民間サービスや官公庁から提供されます。
主にこの三つを駆使することにより、安全かつ効率の良い運航を可能にしているそうです。
なかなか私生活では身近に感じることのない船ですが、日本の貿易量の99%以上をシェアしていると聞くと船に感謝してもしきれませんね(笑)
今回、館内は撮影禁止であったため、写真を載せることはできませんが、NYKスーパーエコシップの忠実な模型や詳しい映像・パネル解説があったりと内容盛りだくさんでした。
今回のイベントは終わってしまいましたが、4月23日~7月10日までザ・模型-NYK Model Ship-が開催されているので、横浜に行く際には、少し立ち寄ってみてはいかがでしょうか。