課題書・論文紹介‼️(part 3)
こんにちは!肌寒くなってきましたね。💦
コロナウイルスだけでなくインフルエンザも流行る時期ですので、体調管理には要注意です🥶
今回は課題書紹介最終回!!
紹介する本は、社会学関連の経済学・統計学の本となっています🥳
目次
【世界基準の経営理論】後半部分
著:入山章栄
世界基準の経営理論の後半では、社会学を基盤とした世界基準の経営理論を解説しています。
ビジネスの世界というのは「人とひとからなる社会」であるため、人・組織の社会的な関係性を解き明かす社会学というのが重要になってきます。
ここで、1つ面白いスモールワールド現象というものを紹介します。皆さんは憧れの有名人や著名人と何人介せば繋がれると思いますか❓
実は誰とでも6人挟めば繋がれます。しかし、SNSが普及した今、4.7人まで縮まりました!すごいですよね😲
人との繋がりという部分もビジネスには欠かせないものであり、社会学で解明できるのです!
【「家族の幸せ」の経済学】
著:山口慎太郎
昨今の日本では、出産や子育てに関する様々な情報が飛び交っています。ですが、「3歳までは母親🤱がつきっきりで子育てすべき」「赤ちゃん👶には母乳が一番!」などエビデンス(科学的根拠)を一切無視した「思い込み」が幅をきかせているのも事実です。
このような、結婚・出産・子育てにまつわる事柄について、データに基づく、経済学をはじめとした様々な科学的研究成果をもとに、家族がより「幸せ」になるためのヒントを紹介しています。
マッチングサイトのデータ分析、出生体重の影響、母乳神話の虚実、育休制度の政策評価など、どれも興味深い内容でした!
【行動経済学の使い方】
著:大竹文雄
伝統的な経済学は、「常に人々は合理的な選択をする」という前提を基にしています。
しかし、実際にはそうではありません。先入観に左右されたり、思考の癖があったりするのです。
こうした従来の理論では説明がつかなかったことについて考える「行動経済学」の基礎的な理論が前半では紹介されています。
そして、タイトルに「使い方」とあるように、後半では「行動経済学」、その中でも軽く肘をつつくという意味の「ナッジ」の使い方が紹介されています。
どのような情報の提示の仕方をすれば、自然な形で人々の良い判断、良い行動を引き出せるのか等といった、実践に近いことがここでは学べました。
ちょっとした表現の違いで人の行動が変わるというのは面白いと感じた反面、少し怖くも感じました😰
【JGSSの紹介】
JGSSとは、Japanese General Social Surveysの略称です。つまり、日本版総合的社会調査です。
JGSSは日本人の意識や行動(例:幸福度、地縁組織への参加度、地域に関する満足度 etc.)を総合的に調べる社会調査を継続的に実施しています。
そして、それを二次利用を希望する研究者にそのデータを公開することで、多様な学術研究を促進させています。
実際に、私たちが研究している課題もJGSSのデータを使って、分析しています!👨🏻💻👩🏻💻
【「イノベーターのジレンマ」の経済学的解明】
著:伊神満
大ベストセラーである、クレイトン・クリステンセン氏著の『イノベーションのジレンマ』の内容を、経済学を用いて実証した本です。
クリステンセン氏が経営学者なのに対して、本書の著者の伊神満氏は経済学者です。
著者も本文中で、
「経営学を用いた理論や実証を経済学の手法を用いて解明した「返歌」だ。」と言っています。
また、本書が面白いのは、先行研究を用いた研究の型を学ぶことができる点です。
私たちゼミ生も先行研究を用いて仮説を立てて、それをデータ分析や統計学を用いて実証していきます。このことがゼミ研究の第一歩なので、本書から多くのことを学び取ることができました🙆♂️
ほとんどが、言葉を用いて、非常にわかりやすく構成されているため、どんな方にでもお勧めできる1冊です。
以上が紹介になります!🙇♂️🙇♀️
その他の紹介
ですが、実はまだまだあります!
URLを載せておくので気になったものがあれば読んでみてください📚
【学力の経済学】
著:中室牧子
【データ分析をマスターする】
著:畑農鋭矢、水落正明
【完全独習統計学】
著:小島寛之
【都市のスポンジ化】