駿河台経済新聞

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迎賓館〜赤坂離宮〜

こんにちは!長かったGWが明け、休みの間の気の緩みを切り替えて毎日の学校生活に励んでいきたいところです!

さて、今回私たちは四ツ谷にある迎賓館赤坂離宮に行ってきました。

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この迎賓館はもともとは皇太子が住まわれる東宮御所として1909年に建設されていました。しかし戦後、外国の賓客を国として接遇するための施設の必要性が高まったことで今から44年前の1974年に改修され、今の迎賓館赤坂離宮が完成したそうです。

開館以来、世界各国の大統領や首相などが宿泊し、首脳会談や晩餐会の開催などがここで行われています。

誰でも中に入り見学することができるのですが、残念ながら館内での写真撮影ができなかったためパンフレットに載っている写真で失礼します。
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館内は扉や壁、天井に部屋の装飾まですべてがヨーロッパの宮殿のようで豪華で、ここが日本なのか疑ってしまうくらい異空間でした。「日本のベルサイユ宮殿」とよばれることもあるそうで、装飾などはヨーロッパ製のものが多いようです。もちろん細部には日本画家が描いたものや京都西陣の美術織物など日本の趣を感じさせるようなものもありました。

世界で一番美しい宮殿

世界で一番美しい宮殿


部屋は、大きく「朝日の間」「花鳥の間」「羽衣の間」「彩鸞の間」と、それぞれ表敬訪問、主要国首脳会議、晩餐会、テレビ・インタビュー等に使われる部屋として分かれています。

重要な会議やテレビでよくみる国賓のインタビュー、また条約の調印までもが行なわれている空間にいることが不思議な感じでした。


本館の裏には主庭と噴水がありました。

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後ろから見る迎賓館も噴水を含め、洋風の風貌ですが、本館の東側に位置する和風別館「游心亭」は和風の意匠と接遇で賓客をお迎えする施設として作られており、こちらは日本らしいおもてなしができる建物になっているようです。

ちなみにこちらは事前申し込みで当選した人しか見学ができないようで今回は見ることができませんでした。

初めての迎賓館は、入り口の門から前庭までの長く広い敷地、建物の中まで本当に圧倒されました。
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今回迎賓館の中を見学し、その空間を実際に体感したことで各国のトップの人たちがそこで会談をしている情景などが思い浮かび、どれだけその空間が国においても重要で決定的な瞬間を目の当たりにしてきたのか、歴史さえも感じ取ることができた気がします。

一つの建築物としても非常に興味深く、楽しんで見学できると思うので気になる方は足を運んでみるのもいいかもしれません!
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貨幣博物館に行ってきました!

こんにちは。4月も終盤に差し掛かりゴールデンウィークが近づいてきましたね。皆さんはどこかお出かけする予定などはございますか?せっかくの休みなので私はゼミ生でどこか遊びに行きたいものです…


さて、今回私たちは日本銀行の貨幣博物館に行ってきました!

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教科書で誰もが見たことのあるような、富本銭や和同開珎などの古代の貨幣から現代までを展示しており、館内を一周すると貨幣の歴史がよくわかるようになっています。基本的に館内の撮影が禁止となっていたため、頂いたパンフレットや指定された撮影可のエリアで撮った写真を使って今から簡単に説明していきたいと思います。

まず7世紀に中国を習って中央集権国家の建設を目指した日本で金属製のお金(硬貨)が登場します。

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誰もが見た事ある和同開珎です。和同開珎が日本で最初の流通貨幣だと言われています。


その後様々な過程を経て、江戸時代になると貨幣の鋳造は幕府の管理下になり、金貨を製造する場所を「金座」、銀貨を製造する場所を「銀座」と呼んでいました。現在東京にある銀座もこの「銀座」の跡地らしいです。
今の私たちはお金がなくてあまりいくことができませんが、いつか銀座が庭のようになってきたらこの話を自慢げに話したいと思います(笑)


世の中が発達し、お金(硬貨)を使ったモノの売り買いが増えると、硬貨を作る金属が足りなくなってきてしまいます。そこで出てきたのが金属に比べて安いお金で大量に作れる紙のお金(紙幣)です。
また紙幣の流行とともに偽札も流行します。昔から偽札対策として様々な対策が施されてきました。

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その1つとして、写真のようなお札を作る時に使っていた版木(スタンプ)をいくつかに分け、別々の人に管理をさせて偽札を防いでいたようです。偽札の技術が進歩してきた現在では昔よりも複雑な対策が多く施されています。ここでは具体的な紹介は避けますが、皆さんも自分が持っている紙幣が偽札ではないか確かめてみると面白いかもしれませんよ!

また紙幣博物館には本物の1億円と同じ重さのサンプルがあり、1億円の重さを体験することができました。

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正直重くも軽くもなく、なんとも言えない重さでした(笑)


貨幣と経済というのは切っても切り離せないほど深く関わっていて、貨幣制度が日本の経済に与えた影響は計り知れません。これから私たちがゼミで経済について勉強していく上で、貨幣博物館で学べたことを少しでも活かしていければいいと思います。

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日本貨幣カタログ 〈2018年版〉

日本貨幣カタログ 〈2018年版〉

140年間の日本経済の大黒柱!!

こんにちは!
新学期が始まり、ゼミブログの担当を引き継いだものの、
先輩方に比べ、未熟さをひしひしと感じている6期A班の稲本と太田と峰村です!


今回僕たちは東京証券取引所東証)に行ってきました!
・・・
「あれ?去年も行ってなかった?」と思った方!
とても鋭いですね(汗)バッティングしてしまいました(笑)
ですから去年とは違う角度で、東京証券取引所をより紹介していけたらと思います!
先輩方ごめんなさい!笑


日本橋駅到着。
周辺には、沢山の巨大な綺麗なビルが空を覆っていて、一同唖然・・・
まるでNYのような街風景!
キャンパスが変わり新生活の始まった僕達にはとても色鮮やかでした!
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駅から徒歩6分。東証に到着です!
入ると最初に厳しい手荷物検査が!厳粛な感じが僕たちの興味をどんどん引き立てます…

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まずは一階の証券史料ホール。
ここでは、1878年の証券市場の成立から、戦後の新しい証券市場までの過程を沢山の貴重な資料と共に学ぶことができます。

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こちらはなんとレプリカではなく本物の株券!今は電子化されて使えませんが、実体として存在する株券は重みを感じます。中には私たちの生活に身近なものも!左上から時計回りに日本電力、資生堂、汽車製造、東宝
右から書かれた横文字や色あせて味が出ている紙などに、企業が出来上がるまでの長い時間を感じさせられました。

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続いて最大のインスタ映えしそうなマーケットセンター!
テレビでおなじみの景色ですが、誰でも簡単に入ることができます!
この中で市場観察を行う様子も見学できました!

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こちらは株価や為替相場の変動がリアルタイムで映る、46インチ×16面のマルチ画面の巨大スクリーン。このスクリーンがあるスペースは158平方メートルもの面積があり、マーケットセンターを一望できます!!

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こちらのプレゼンテーションステージでは、物々しい雰囲気でシンポジウムが。
女性や若い人の割合が半分ほど。多いように感じてびっくりしました。

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ここは普段は株式投資が体験できるコーナーです!
ですがこの日は、実際に証券取引の営業が行われていました!

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世界の大都市である東京の街を歩いて感じましたが、
東証に入り、さらに肌感覚で経済最先端の空気感を感じて大いに刺激を受けました!
嬉しいことに無料で見学できるのでみなさんも是非足を運んでみてください♪
(見学時間:午前9時~午後4時30分、最終入場午後4時 休業日あり)

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MOVE 生きものになれる展に行ってきました!

こんにちは!飯田ゼミ6期です。
新学期が始まり、暖かくなってきましたね。皆さまいかがお過ごしでしょうか?
春の陽気を感じるこの頃、生き物たちも地上に出てきたことでしょう。


さて今回私たちの班は、実際に生き物になり、様々な生き物の体験することができる"MOVE 生きものになれる展"へ行ってきました!
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生き物たちの風変わりな姿やおどろくような習性も全て、 懸命に生き抜く過程で獲得してきた個性であり、アイデアの実践です。 “MOVE 生きものになれる展”では、生き物たちのこうしたユニークな生き方がなぜ選ばれてきたか、 実際に“生きものになって”実感することができるまったく新しい試みでした。

講談社が出版している、動く図鑑”MOVE”の世界を実際に体験できる企画展なだけあり、この日もたくさんの親子連れが来場していました。私たちも子供たちとともに様々な体験コーナーに参加してきました!


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動物 新訂版 (講談社の動く図鑑MOVE)

動物 新訂版 (講談社の動く図鑑MOVE)

まず私たちはバジリスクになって水上を走るという体験をしました。ウォーターベッドのようなものの上を全力で走るというなかなか貴重な体験ができ、大変楽しかったです!
全ての体験の待ち時間は春休み期間中ということもあり、30分以上でしたがこのように様々な問題が設置されていて意外と知らない動物たちの生態を知ることができました。

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ちなみにこの「バジリスクはどうして水の上を走るのか」の答えは、1番の「天敵から逃げるため」でした!皆さん正解でしたか?


次にみんなでペンギンになって滑り台を滑りサメに食べられるという体験をしました。大人用のペンギン服も用意されており、私たちも実際のペンギンと同じようにおなかを使って頭から滑りました。床がふわふわとしているので安心して滑ることができますね。サメに吸い込まれていくという体験にこちらも予想以上に楽しむことができました!

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今回実際に違う生き物になりきり、その生き物の視点に立つことによって自然界の厳しさや生き物たちの多様性を理解することができました。子供だけではなく大人の方でも楽しめる体験や写真スポットもありました!普段とは違った童心に返ることができる企画展です。

皆さまもぜひ足を運んでみてください!

LIFE<ライフ> 人間が知らない生き方

LIFE<ライフ> 人間が知らない生き方

レアンドロ・エルリッヒ展に行ってきました!

こんにちは!そして、初めまして!
飯田ゼミ6期生です。

4月に入り新年度となりましたね。6期生は今、本格的に始まるゼミ活動に期待と不安でいっぱいです。

さて、そんな私たちが本日お邪魔したのは、六本木・森美術館で開催されている"レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル"です。

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この写真を見て、ピンと来た方も多いと思います。レアンドロ・エルリッヒさんは、石川県にある金沢21世紀美術館に展示されている"スイミング・プール"という作品を制作した方です。

知覚や認知の問題を多く扱い、かつユーモアに富んだ彼の作品は、体験した人々の知覚を揺るがし、そして共有する場を生み出します。

レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル

レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル

今回は、私たちが体験し、印象に残った彼の作品をいくつかご紹介します。

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こちらは"反射する港"という作品です。
まるで水面に浮かんでいるような船ですが、実は全て立体的に作られています。

f:id:suruga-econ:20180421125006p:plain続いて、"教室"というこの作品。観客はガラスの前に立つことで、廃墟に亡霊として映り込みます。


f:id:suruga-econ:20180421125137p:plain"試着室"というこの作品は、鏡が有無の試着室が永遠に続く体験型のインスタレーションです。進むうちに自己と他者の区別さえ曖昧になります。


f:id:suruga-econ:20180421125221p:plainそして、建物にまるでぶら下がっているように見えるこの写真は、"建物"という作品です。鏡に映すことで、重力に逆らってみたい!という願望を叶えてくれます。

今回は、長さの都合上全てはご紹介できませんでしたが、どの作品にも仕掛けや遊び心があり、とても魅力的でした。


統計学を学ぶ飯田ゼミですが、目の前の数値を盲信するのではなく、固定観念に縛られず、その場に飛び込んでみる、ということも大切なのだと学びました。

レアンドロ・エルリッヒさんの作品をまとめた本もあります。あなたもぜひ、固定観念を覆す体験をしてみてはいかがでしょうか??

レアンドロ・エルリッヒ ―ありきたりの? / Leandro Erlich -The Ordinary

レアンドロ・エルリッヒ ―ありきたりの? / Leandro Erlich -The Ordinary



f:id:suruga-econ:20180421125354p:plain新年度も飯田ゼミをよろしくお願いします。
以上、飯田ゼミ6期生でした。