東京デザインテンに行ってきました
こんにちは。
長いゴールデンウィークの間、どこかにお出かけになった方も多くいらっしゃると思います。連休明けに体調を崩すことのないよう気を付けましょう。
さて、私たちは東京ミッドタウンのミッドタウン・タワー5階で開催されている「東京デザインテン」にお邪魔させていただきました。
東京デザインテンは、「10年後の東京をデザインの視点から考え、10個のテーマから見えてくる東京の今とこれからを発見する企画展」です。
なぜ、私たちが当イベントを訪問したかというと、以前、ゼミで都市・地域経済学の基礎を学んだことがあり、将来の都市がどのように発展するのかということに関心を持ったためです。
ブログでは、10個のテーマの中から、4つをピックアップしてご紹介します。
まずは「交通」です。
展示されていたのは、2030年までに整備されるべきだとされる24の路線の答申書です。
24路線の中には通称「蒲蒲線(東急の蒲田駅と京急蒲田駅をつなぐ路線)」や羽田・成田空港と都心や副都心を結ぶ路線も含まれています。
これらを整備する主な目的は利便性の強化と鉄道ネットワークの質の向上で、空港をつなぐ路線の増加で国際競争力を高めようとしています。
現在の交通網が発達し、もっと便利に、快適に移動できるようになるのは良いことですね。
次は、「運送」です。最近、ニュースでも取り上げられる機会の増えた「配達」は、新しいテクノロジーによって進化しようとしています。
代表例は、楽天株式会社が提供するサービスで、ドローンを活用した配送サービスの「そら楽」です。
一般的な配達サービスとの決定的な違いは、無人ということです。ドローン配達は、配達の労働者の長時間労働も削減できるのではないかと期待されています。
実は、「そら楽」は2016年5月9日から既に一部のゴルフ場で実用化されており、スマホでゴルフ用品や飲み物などをドローンで配達するサービスを提供しています。
続いては、「リノベーション」です。リノベーションとは、家の改修工事のことです。リフォームが「老朽化した建物を新築に戻す」のに対し、リノベーションは、「既存の建物に大規模な工事を行って、新築だった時よりさらに良くする」ものです。
↑調布の家のリノベーション例の模型
都心には、空き住宅が大量に存在します。しかし日本では中古住宅市場では家そのものの価値はほぼゼロだといわれていることが、近年のリノベーションの人気の要因だと考えられます。
リノベーションによって、中古住宅に新たな価値を付け加えることができれば、空き住宅の数を減らせそうです。
最後は、「市場」です。豊洲市場問題で話題となっていますが、当イベントでは築地市場で働く方の移動手段でもあるターレーが展示されていました。
運転席に乗っても構わないとのことでしたので乗ってみました。立って運転し、後方にある荷台に魚などを置いて運ぶことができます。
また、荒巻鮭を包装するのに使用された「シャケ箱」をバッグやウクレレ、スケートボードなどにリサイクルするワークショップが開かれているそうです。
東京デザインテンでは、東京が、さらに発展するための青写真を拝見することができました。
当イベントは東京にフォーカスをあてたものですが、東京以外の地域の発展についても学んでみたいです。そして、東京の発展がほかの地方にも浸透してほしいと期待しています。