駿河台経済新聞

神田駿河台から発信する経済・ビジネス・社会情報

~留学×飯田ゼミ~UC Berkeleyに来ています!Vol.2

こんにちは!
 
7月に入りました!期末試験の準備はできていますか?
こちらはちょうど、前半のセッションの期末試験が終わったばかりです!
 

f:id:suruga-econ:20170704091757j:plain


今回のテーマは、「驚いたこと(キャンパス編)」。
(諸事情により、前回予告した「大学の授業について」はまた追って投稿させていただきます。)
 
 
こちらも3つの視点から、お伝えしていきます。
 
一つ目は、キャンパスのオープンさです。
キャンパスには、誰でも24時間入れます。というのも、門がないのです。

f:id:suruga-econ:20170704091821j:plain

 
UCバークレーの象徴のひとつであるSather Gateをはじめ、Gate自体はキャンパスにいくつかありますが、日本の大学にあるような開閉できる門ではなく、オブジェのようなものにしかすぎません。
 

f:id:suruga-econ:20170704091853j:plain


キャンパスそのものが公園のようになっています。

 

 


二つ目は、野生生物の多さです。
キャンパス内を歩いていると、たびたびいろんな動物に出くわします。
そのなかでもダントツに多いのが…
 

f:id:suruga-econ:20170704091949j:plain


リスです。
 
そのかわいさにも最初、驚いたのですが、
最も驚いたのは、3日もするとこれに慣れてしまっていたことです。
いつの間にか、「あ、またいる」くらいの感覚になっていました。
 

 

 


そして最後は、「最も停めるのが難しい駐車場」です。
私が見てきたなかで、最も停められるようになるのが難しい駐車場がキャンパス内にありました。それがこちら。
 

f:id:suruga-econ:20170704092022j:plain


一見、至って普通の駐車場。もう少し、近寄ってみます。
 

f:id:suruga-econ:20170704092037j:plain


わかりましたか?
実はこのスペース、「ノーベル賞受賞者専用駐車場」なのです。
 
ノーベル賞受賞者を多く輩出した大学だからこその、ユニークな駐車場でした。
 
 
というわけで、体験記は次回に続きます。

~留学×飯田ゼミ~ UC Berkeley に来ています!Vol.1

こんにちは!
 
突然ですが、ジメジメした梅雨でも澱んだ気持ちにならない方法、知っていますか?
 
答えは簡単。梅雨のない場所に行けば良いのです!
 

f:id:suruga-econ:20170626222106j:plain


今、住んでいる街では今月ほとんど雨が降りませんでした。
 
というわけで今回から数回にかけて、留学先からお伝えいたします。
 
明治大学の協定校であるカリフォルニア大学バークレー校に、5月~8月のサマーセッション(夏学期)の間、留学をしています。
 
大学は、サンフランシスコから電車でおよそ30分、バークレーという街にあります。

f:id:suruga-econ:20170626222150j:plain

 

f:id:suruga-econ:20170626222505j:plain


 さて、今回のテーマは「驚いたこと(生活編)」。

とはいえ、驚いたことを挙げていけばキリがないので、今回は3つに絞ってお伝えします。
 
まず1つ目は、公共交通機関について。
バークレーを含む「ベイエリア」と呼ばれるサンフランシスコ一帯は、アメリカでは珍しく、バスや「bart」という電車などといった公共交通機関が発達しています。
 

f:id:suruga-econ:20170626222537j:plain


ですが、駅の電光掲示板を見てみると、日本では見慣れぬ光景が。
 
 

f:id:suruga-econ:20170626222618j:plain


「あと〇分で来る」という表示。
 
「時刻表通り動かないのが当たり前」なので、この方が合理的なのだとか。
いざ慣れてみると、意外とこの方が、時間を読めるので便利なのかもしれません。
 
 
2つ目は、「大きさ」。
当たり前、ではありますが、やはり何もかもがデカいです。ここでは、身近なもの2つを紹介していきます。
 
まずは、道路。さすがは車社会、アメリカ。とにかく広いです。
 
 

f:id:suruga-econ:20170626222632j:plain


写真は、I-80という高速道路。4000km以上続いているのだそうです。
 
そして、日本でもアメリカでも大学生に馴染みの深い、スタバ。
 
 

f:id:suruga-econ:20170626222648j:plain


とても小さく見える一番左のものでトールサイズ。一番右のサイズはベンティですが、日本のものよりも大きいです。
 
そして、最後は日照時間。バークレー一帯ではこの季節、9時ごろが「夕暮れ」といった具合です。
 
なので、明るさからしてまだ3時かな~と思ていたら実はもう5時過ぎだった、というのが日常茶飯事。
 
そんな9時ごろに撮った写真がこちらです。
 

f:id:suruga-econ:20170626222706j:plain


大学からバスで30分ほどのところにある、バークレー・マリーナという所の夕日です。海に沈む夕日は、西海岸の醍醐味!
 
百聞は一見に如かず。
 
みなさんにもぜひ一度足を運び、生で見て、感じてみていただきたいです。

次回は、大学の授業について書く予定です。
 

 

B04 地球の歩き方 サンフランシスコとシリコンバレー 2016~2017

B04 地球の歩き方 サンフランシスコとシリコンバレー 2016~2017

 

 

「暮らしの未来」NEXT GENERATION – インテリアデザイナー展に行ってきました!

こんにちは!

 

6月になり梅雨入りはしたものの、晴れの日が続いていますね。

先日行われたゼミ対抗球技大会も天候に恵まれ、他のゼミとの交流も深められました!

 

f:id:suruga-econ:20170612092101j:plain

 

さて、今回私たちは、5月26日から6月3日まで東京ミッドタウン・デザインハブで開催された「暮らしの未来」NEXT GENERATIONーインテリアデザイナーに行ってきました。

 

会場内には、若手インテリアデザイナー10組の作品が展示されています。

 

f:id:suruga-econ:20170612092147j:plain

軽く柔らかい合板でできた「紙のような椅子」

 

 

 

f:id:suruga-econ:20170612092349j:plain

 

こちらの模型は、浅草にある BUNKA HOSTEL TOKYO というホステルのドミトリー。

おしゃれで、プライバシーも確保されています!

私の中のドミトリー像はずらっと並んだ二段ベッドにカーテンというあれでした…

 

 

ただ見ているだけでも面白いのですが、私たちが日々ゼミで学んでいるのは経済学!と統計学

ということで、イベントレポート後半戦はデザインと経済学を結び付けて考えてみます。

 

そもそデザインハブを訪れた理由は、地域経済、地域再生を学ぶ中で、デザインによって地域の産業を活性化させようという動きがあることを知ったからです。

古民家をリノベーションしたカフェなどはその一例といえそうですね。

 

さて、デザインと経済学を結び付けられそうだと思っていただけたところで、私が注目したのはこちらです!

 

f:id:suruga-econ:20170612092426j:plain

何の写真だと思いますか?

 

実はこれ、渋谷ヒカリエの商業施設 ShinQs にあるレストルームなのです。

要するにトイレなのですが、もはやトイレという言葉はふさわしくありません。

 

 

f:id:suruga-econ:20170612092500j:plain

ラウンジ(左上)や家族で入れるコミュニティスペース(左下)を備えた、レストルームです。

 

 

f:id:suruga-econ:20170612092532j:plain

個室それぞれに異なるデザイン(左下)が施された、レストルームです。

 

この、レストルームを超えた空間「Switch Room」が、どれだけ集客効果を持つのか、売り上げに寄与したのかはとても気になります。少なくとも私は行ってみたくなりました!

 

さらに、商業施設のデザインにおいて、どこに力を入れれば売り上げが高くなるのか、ということを調査してみるのも面白そうです。

レストルームなのか、エントランスなのか、それとも外観なのか…

 

今回は、デザインと売り上げの因果関係や、より皆が幸せになる(利益を得る)ための方法という観点でインテリアデザインを見てみました。

 

このようなことを、統計などを用いながら分析できるようになる、というのが飯田ゼミで学ぶ目的の一つだと思います。

 

興味を持っていただければ幸いです。ありがとうございました!

 

 

経営とデザインの幸せな関係

経営とデザインの幸せな関係

 

 

 

OTOTENに行ってきました!

こんにちは!

もうすぐ梅雨が始まりますね。特に一人暮らしのみなさん!湿気対策はお済みですか?

 

f:id:suruga-econ:20170520163840j:plain

 

 

今回は、OTOTEN-Audio・Visual Festival 2017にお邪魔しました。東京国際フォーラムで5/13,14の2日間、開催していました。

 

OTOTENは、オーディオ展示会として国内最大級。スマホからヘッドホン、その他オーディオ機器まで、80社を超える国内外のメーカーが出展していました。

 

私たち飯田ゼミの研究テーマである日本経済。より身近なものを通じて日本経済を感じたいと思い、「音」をつかさどるオーディオの展示会に行ってまいりました。

 

その中でも、印象に残った2つのブースを紹介します。

 

最初にご紹介するのはこちら、、、

 

f:id:suruga-econ:20170520164326j:plain

 

SONYのブース!

ヘッドホン・イヤホンやスピーカーを中心とした展示が行われていました。

 

f:id:suruga-econ:20170520164335j:plain

 

こちらのイヤホンは、XJE-MH2は耳型を取ってオーダーメイドで作られます。

ミュージシャンがよく、演奏中にしているイヤホンのひとつです。

値段は、耳型採取費用込みで税抜209,000円!

 

ヘッドホンやウォークマンは、分解された状態でも展示されていました。

 

f:id:suruga-econ:20170520164350j:plain

 

製品の開発は数年単位で行うのに対し、材料は10数年単位で開発をしているとのこと。材料のこだわりへの強さが感じられます。

説明してくださった開発者の言葉には、飽くなき探求心が込められていました。

 

f:id:suruga-econ:20170520164404j:plain

 

 

 

 

 

 

 

次にお邪魔したのは、オーディオテクニカのブース!

ヘッドホンやスピーカーよりも、レコードの周辺機器が目立っていました!

 

f:id:suruga-econ:20170520164416j:plain

 

CDでいうとプレイヤーにあたる、レコードのターンテーブル。こちらが多く、展示されていました。新商品が今年の6月に出るそうです。

 

中でも、特に目を引いていたのが、AT-PL300BTというターンテーブル

 

f:id:suruga-econ:20170520164508j:plain

中でも、特に目を引いていたのが、AT-PL300BTというターンテーブル

 

 

このターンテーブルを使えば、レコードをワイヤレスで、ヘッドホンで聴けます。ターンテーブルとヘッドホンがBluetoothで接続されます。

 

 

 

audio-technica ステレオターンテーブルシステム ブラック AT-PL300 BK

audio-technica ステレオターンテーブルシステム ブラック AT-PL300 BK

 

 

 

 

「すごくないですか?」

説明してくださったスタッフの目の輝きが、レコードへの愛を物語っていました。

 

オーディオテクニカの歴史はレコード針から始まっています。今でも、レコード周辺機器へのこだわりは強いです。

そしてここ3~5年、そのこだわりへの追い風になるかのように、レコード周辺機器の売れ行きが好調なのだとか。これには理由は2つあります。ひとつは、若者にこの「レコード」が新鮮に映り、注目されていること。そしてもうひとつは、リタイア後のシニア世代で、若いころに買ったレコードをもう一度聴きたいと買うひとが増えていること。

 

f:id:suruga-econ:20170520164602j:plain

 

普段、何気なく接している音楽。作曲家・ミュージシャン・歌手といった音楽そのものを「創る」人ばかりに注目がいきがちですが、より質の高い音楽を届ける手段を「作る」人たちの存在を忘れてはいけません―

 

なんてことを思わず考えたくなる、魅力に満ちた展示ばかり!興味のある方は来年ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか?

東京デザインテンに行ってきました

 こんにちは。

 

長いゴールデンウィークの間、どこかにお出かけになった方も多くいらっしゃると思います。連休明けに体調を崩すことのないよう気を付けましょう。

 

 

 

さて、私たちは東京ミッドタウンミッドタウン・タワー5階で開催されている「東京デザインテン」にお邪魔させていただきました。

 

f:id:suruga-econ:20170507210934j:plain

 

東京デザインテンは、「10年後の東京をデザインの視点から考え、10個のテーマから見えてくる東京の今とこれからを発見する企画展」です。

 

 

 

なぜ、私たちが当イベントを訪問したかというと、以前、ゼミで都市・地域経済学の基礎を学んだことがあり、将来の都市がどのように発展するのかということに関心を持ったためです。

 

 

 

ブログでは、10個のテーマの中から、4つをピックアップしてご紹介します。

 

 

 

まずは「交通」です。

 

展示されていたのは、2030年までに整備されるべきだとされる24の路線の答申書です。

f:id:suruga-econ:20170507211022j:plain

 

24路線の中には通称「蒲蒲線(東急の蒲田駅京急蒲田駅をつなぐ路線)」や羽田・成田空港と都心や副都心を結ぶ路線も含まれています。

 

これらを整備する主な目的は利便性の強化と鉄道ネットワークの質の向上で、空港をつなぐ路線の増加で国際競争力を高めようとしています。

 

現在の交通網が発達し、もっと便利に、快適に移動できるようになるのは良いことですね。

 

 

 

 

次は、「運送」です。最近、ニュースでも取り上げられる機会の増えた「配達」は、新しいテクノロジーによって進化しようとしています。

 

代表例は、楽天株式会社が提供するサービスで、ドローンを活用した配送サービスの「そら楽」です。

 

f:id:suruga-econ:20170507211101j:plain

 

 

 

一般的な配達サービスとの決定的な違いは、無人ということです。ドローン配達は、配達の労働者の長時間労働も削減できるのではないかと期待されています。

 

実は、「そら楽」は201659日から既に一部のゴルフ場で実用化されており、スマホでゴルフ用品や飲み物などをドローンで配達するサービスを提供しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

続いては、「リノベーション」です。リノベーションとは、家の改修工事のことです。リフォームが「老朽化した建物を新築に戻す」のに対し、リノベーションは、「既存の建物に大規模な工事を行って、新築だった時よりさらに良くする」ものです。

 

f:id:suruga-econ:20170507211136j:plain

↑調布の家のリノベーション例の模型

 

 

都心には、空き住宅が大量に存在します。しかし日本では中古住宅市場では家そのものの価値はほぼゼロだといわれていることが、近年のリノベーションの人気の要因だと考えられます。

 

リノベーションによって、中古住宅に新たな価値を付け加えることができれば、空き住宅の数を減らせそうです。

 

 

 

リノベーションまちづくり 不動産事業でまちを再生する方法

リノベーションまちづくり 不動産事業でまちを再生する方法

 

 

 

 

 

最後は、「市場」です。豊洲市場問題で話題となっていますが、当イベントでは築地市場で働く方の移動手段でもあるターレーが展示されていました。

 

運転席に乗っても構わないとのことでしたので乗ってみました。立って運転し、後方にある荷台に魚などを置いて運ぶことができます。

 

 

f:id:suruga-econ:20170507211206j:plain

 

 

また、荒巻鮭を包装するのに使用された「シャケ箱」をバッグやウクレレスケートボードなどにリサイクルするワークショップが開かれているそうです。

 

f:id:suruga-econ:20170507211245j:plain

 

 

東京デザインテンでは、東京が、さらに発展するための青写真を拝見することができました。

 

 

当イベントは東京にフォーカスをあてたものですが、東京以外の地域の発展についても学んでみたいです。そして、東京の発展がほかの地方にも浸透してほしいと期待しています。