トークイベント「饒舌大陸」を観覧してきた!
こんにちは。
ブログ担当、横尾です。
今回は、2/18講談社で行われたイベント「饒舌大陸」にお邪魔させて頂いたのでレポートをしたいと思いますよ。
「饒舌大陸」って?
饒舌大陸とは、講談社さん主催で行われているトークイベントで、人材コンサルタント常見陽平氏とエコノミスト飯田泰之氏をメインパーソナリティーとしゲスト一人を呼んで進行していくスタイルです。
ニコニコ生放送でも同時配信していて、会員登録することによって無料で閲覧することができます。
実際にはこんなかんじ↓2年前の放送ですが雰囲気だけでもつかんでもらえれば
キャリアや働き方をお題とし、お題に”ゆるく”関連した話をがんがんしていく刺激的なトークイベントです。
さあ前置きはこのくらいにして……
今回のゲストは中川淳一郎氏でした。
紹介はWikipediaにお任せします。
「うんこ食ってろ」で有名なあのかたですね。
毎度毎度twitterなどでの発言を見るたびに思いもよらなかった視点と歯に衣着せぬ言葉選びに感心させられていました…
ちなみに今回のイベントは、アルコールなしということで暴走度は低めでした。
全体のお話で言うと、
「中川さんってなにしてんの」という話から主にネットにおける発信やニュースの運営や、それで稼げんの?的なつっこんだ話まで様々でした。
そのなかから印象に残った話をいくつかご紹介したいと思います。
まず一つ目は
ネットでのニュースメディア運営の経験豊富な中川氏に対する常見氏のこんな質問から
常見「最近のネットメディアでどんなとこが強いの?」
それに対し
中川「うーん、今は新聞社とか雑誌、出版社のニュースメディアが強いかな。今までの素人の記事が強かった時代からプロの記事が強くなってきた感じかな。」
という答え。
ほうなるほど。と思ったのですが、そのあとの飯田氏の発言にとてもなるほどと思わされました。
飯田「イノベーターの時期だとそれに対する姿勢が固まってないから素人が大手を抜かすってことがあるけど、アーリーマジョリティーに浸透すると体勢が出来てきてプロの力が強くなるってこどだろうね。」
自分から簡単な補足を…
いわゆる経営学のプロダクトライフサイクル理論のことで、ネットニュースの初期は、アイデアのある素人(イノベーター,アーリーアダプター)がガンガンとがった記事を書くことで注目を集めるけど、だんだん普及してきて大衆(アーリーマジョリティー)に浸透すると、資金があって安定した力がある大手が勝ち始めるといった理論です。
二つ目は、これも飯田氏の発言。
話題は就活自殺。
飯田「僕は、就活とかで学歴じゃなくて全部人格的に評価するのに反対の立場をとっていて、なぜなら、これって落ちた人に「人間的に劣ってる」って言ってるのと同じなんだよね。さすがに重すぎる。」
私も以前同じことを考えたことがあって、
大学入試に人間的、性格的なことも評価に加えようというニュースが出たときのことです。
単純にテストだけで評価されるからこそ不合格だったとしても「僕はテストで負けただけだ」と思えるけども、人間的な項目も加えると、落ちた人は「お前は人間的にだめなんだ」と烙印を押されることにつながってしまう。
就活にも同じことが言えるんだなと思わされた発言でした。
最後にもうひとつ、お話を。
話題は人間関係について。
中川氏の弱いつながりの話です。
中川「一番気をつけなきゃいけないのは自分に寄って来る人なんだ。実は親切な人って少ないんだよ…。なんらかで自分を利用としてる場合が多いんだ。」
みんな強いつながりを望む昨今、あえて弱いつながりを主張するこの言葉には考えさせられました。
詳しくは中川氏の著書で。
2/26に中川氏の新作が発売されるとのことで、編集の方も出演されていました。
饒舌大陸はとても刺激的でためになるイベントです。
もし機会がありましたらニコ生配信をご覧になってはいかがでしょうか。