駿河台経済新聞

神田駿河台から発信する経済・ビジネス・社会情報

前期本紹介 Part3!!

こんにちは!飯田ゼミ9期です!

今日から12月が始まり、2021年も残り1か月となりましたね。
寒さも本格的になってきたので体調には気を付けましょう!!

さて今回は本紹介Part3のラストになります!

『稼ぐまちが地方を変える』、『経済学で考える人口減少時代の住宅土地問題』
、『老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路』の3冊になります!



『稼ぐまちが地方を変える』

著者:木下斉

地域活性化に100%成功するメニューはない。しかし、やってはいけないことは明確にある。本書は地方活性化においてやってはいけないことを10の鉄則として紹介します。10の鉄則の根幹は、高校生時代から街づくり関わり続けた地方創世の第一人者である木下さんの実体験と、その実体験に基づく稼ぐための教訓にあります。

稼ぐための教訓が詰まっているからこそ、地域活性化に興味がない人であっても役に立つ内容の詰まった本書。

皆さんもぜひ読んでみてください!




『経済学で考える人口減少時代の住宅土地問題』
著者:土地総合研究所,山崎福寿,中川正幸

本書では、人口減少が進む日本における住宅土地問題を様々な角度から論じています。たとえば、人口減少だけでなく高齢化や地域の衰退により引き起こされる「空地の問題」。空地に関しては、問題の原因でもある「相続税」や都市の「コンパクト化」についても詳しく書かれています。さらに、災害大国である日本での「地価の変動」・高齢化に適した「住宅の理想と現状」など内容が多岐にわたっており1冊から多くの学びを得ることができます。不動産購入など今の私たちには遠い話のように思われますが、だからこそ今読むべき著書であると思います!ぜひ読んでみてください!



『老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路』
著者:野澤千絵

「私たちは、『人口減少社会』なのに『住宅過剰社会』という不思議な国に住んでいます。」
日本の人口は減少していく一方ですが、それにも関わらず住宅数は右肩上がりに増え続けています。そして多くの住宅が老いていきます。本書では、こうした住宅の深刻な問題をさまざまなデータを用いて分析し、住宅過剰社会からの転換を図る方策を提案しています。

大学生の私たちが社会を担っていく時代に残されている諸問題について知り、考えるきっかけを与えてくれる一冊です。ぜひ読んでみてください!
また、本書の著者は明治大学政治経済学部都市政策・都市行政の研究を行う野澤千絵教授です。駿河台キャンパスでは「都市空間政策」や「都市行政政策」などの授業が開講されているので、興味があれば履修してみるのもおすすめです!!